青い海と大空が交わる場所「東平安名崎」
東シナ海と太平洋の瑠璃色の海を一望
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青い海と大空が交わる場所「東平安名崎」
東シナ海と太平洋の瑠璃色の海を一望
東平安名崎(ひがしへんなざき)は、
宮古島の南東端に突き出た
絶景の岬です。
美しい海と空が広がる景勝地として
沖縄県内でも非常に人気が高く、
2007年に国の史跡名勝天然記念物に
指定されています。
また、一帯は東平安名崎公園として整備されており、
日本の都市公園100選にも
選定されています。
岬の延長は約2kmに及び
常に強い風が吹き寄せるため
高い木が無く、
一面に東シナ海と太平洋を望む
パノラマの景色が広がります。
岬の先端にある「東平安名崎灯台」は
「日本の灯台50選」にも
選ばれていますが、
登れる灯台としても有名で、
灯台の最上階から見渡す
景色はさらに雄大なものになります。
悲恋の伝説が語り継がれる岬
東平安名崎の全景を楽しむなら
「東平安名崎公園」の石板近くを
左に入って坂を上がった、
「東平安名崎見晴台」がおすすめです。
東平安名崎は宮古島の東端に位置する
美しい景勝地で、
独特の自然環境と
悲恋の伝承が伝えられています。
約2kmの岬は、
琉球石灰岩の海食崖に囲まれ、
標高20mの平坦な上面が
海に迫り出しています。
岬周辺は珊瑚礁に覆われ、
特に北東海岸には発達した珊瑚礁が見られます。
ここには風衝地特有の
植物群落が広がり、
特にテンノウメの群落が目を引きます。
4月から5月頃には
純白のテッポウユリが見頃になります。
また、悲恋の伝説が語り継がれています。
宮古島の按司と美しい娘マムヤとの
叶わぬ恋に悩んだ彼女が、
最終的に岬から海に身を投げたという話です。
伝承に関連する遺跡や墓地も現存しています。
東平安名崎の海岸近くには、
岬の急崖から崩れ落ちた
琉球石灰岩の岩塊が散在しています。
特に岬の先端付近には、
最大径6〜8メートルの「津波石」と
呼ばれる大きな岩塊があり、
また東方の海域の離礁上にも
「パナリ」と呼ばれる
巨大な岩塊が点在しています。
このような自然と歴史を持つ
東平安名崎は、
観光や学術的にも価値が高い場所であり、
保護のために名勝に指定されています。