佐和田の浜（さわだのはま）は

「日本の渚100選」に選ばれた

宮古島から伊良部大橋を渡った

伊良部島西部に位置するビーチです。

遠浅の浜には無数の巨岩が点在していて

異世界の様な別の星の様な

神秘的な風景が広がっています。

この巨岩は、明和の大津波

（1771年に起きた八重山地震による津波）

によっては運ばれてきた

津波石と言われていますが、

「通り池」の伝承にもあるように

それ以前にも起きていた大きな津波が

運んできたものもあるようです。

神秘的な風景に沈む夕陽を

眺めることができる伊良部島でも

人気の観光スポットです。

日本の渚100選「佐和田の浜」

自然の驚異を今に残す巨岩群

佐和田の浜の特徴

遠浅で透明度の高い海は、

干潮時には沖合まで歩くことができる。

明和の大津波で運ばれた

津波石という巨礫が数多く点在している。

穏やかなビーチは

小さなお子様でも安心して水遊びができる

1. 日本の渚100選

佐和田の浜は「日本の渚100選」に

選ばれた伊良部島を代表する景勝地です。

沖縄では、佐和田の浜の他に

イーフビーチ（久米島町）

二見ヶ浦海岸（伊是名村）が

日本の渚100選に選ばれています。

2. 巨岩群が広がる神秘的な風景

佐和田の浜の巨岩群は、

大津波によって海底から

打ち上げられたと言われています。

最もよく知られているのが、

1771年4月24日（旧暦明和8年3月10日）の

八重山地震の津波（明和の大津波）ですが、

明和の大津波以前の1748年『宮古島紀事仕次』に

下地島を襲った大津波にまつわる人魚伝説

が収録されていることから

「明和の大津波」以前の

津波の存在が語られていました。

最近の研究では、

巨岩に付着したサンゴの化石等の

年代分析等によって

先島諸島では明和の大津波と

同規模の津波（最大30m級）が

過去2000年に約600年間隔で、

4回発生していたことが判ったそうです。

津波によって打ち上げられた巨岩は

下地島空港の建設に使われたとも言われています。

3. 夕日スポット

佐和田の浜は、

特に夕暮れ時にその美しさを発揮します。

浜辺から西の空に沈む夕日は、

その神秘的な風景もあり絶景そのものです。

4. 干潮時は沖合まで歩くことができる

巨岩は点在していますが、

サンゴ礁がほとんどないので、

遠浅の海は干潮時は沖合まで歩くことができます。

サンゴ礁がないので、

シュノーケリングなどには向いていません。

5. 下地島空港から飛び立つ飛行機

佐和田の浜は、

下地島空港の東側に位置しているので、

空港から飛び立つ飛行機を

間近に見ることができます。

6.女子十二楽坊の

プロモーションビデオの撮影地としても有名